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えでぃとりある
いわゆる肝機能検査について
著者: 高橋忠雄1
所属機関: 1慈恵医大内科
ページ範囲:P.185 - P.187
文献購入ページに移動肝機能検査という言葉への疑義
臨床検査法の普及にともなって,最近では,臨床検査は診断上不可欠の重要性を持つようになって来ている。そのことは大変結構なことであり,それによって今日の診断に正確さが加わった点は否定しえない。しかし,私は自分の専門のせいかもしれないが,多くの病院で行なわれている種々の臨床検査の中で,いわゆる肝機能検査が実に高い頻度で行なわれることに気がつく。
もちろん肝臓は,肝自体に原発する疾患の場合のみでなく,種々の疾患に際して二次的にもおかされやすい臓器であることは周知のごとくであるから,このいわゆる肝機能検査法が,多くの症例について行なわれていることも,それ自体は決して不都合ではない。
臨床検査法の普及にともなって,最近では,臨床検査は診断上不可欠の重要性を持つようになって来ている。そのことは大変結構なことであり,それによって今日の診断に正確さが加わった点は否定しえない。しかし,私は自分の専門のせいかもしれないが,多くの病院で行なわれている種々の臨床検査の中で,いわゆる肝機能検査が実に高い頻度で行なわれることに気がつく。
もちろん肝臓は,肝自体に原発する疾患の場合のみでなく,種々の疾患に際して二次的にもおかされやすい臓器であることは周知のごとくであるから,このいわゆる肝機能検査法が,多くの症例について行なわれていることも,それ自体は決して不都合ではない。
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