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いわゆる脊髄炎
著者: 黒岩義五郎1
所属機関: 1九大脳神経病研究所
ページ範囲:P.201 - P.204
文献購入ページに移動 脊髄炎は一つの病気ではなく,多くの原因による疾患群で炎症のみでなく代謝異常,中毒など種々であるので後者を脊髄症(Myelopathy)とよぶ。その臨床形態は種々で①横断性,②上行性,③散在性,④ビマン性,⑤局所性などがある。
急性脊髄炎をおこす疾患で多いものは,感染後または副感染性,ワクチン接種後および特異性のものである。また多発性硬化症なども脊髄炎で始まり得る。慢性脊髄症も種々の原因でおこるが代謝性,頸部脊髄症なども少なくない。
急性脊髄炎をおこす疾患で多いものは,感染後または副感染性,ワクチン接種後および特異性のものである。また多発性硬化症なども脊髄炎で始まり得る。慢性脊髄症も種々の原因でおこるが代謝性,頸部脊髄症なども少なくない。
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