medicina1巻2号

1964年05月発行

診断のポイント

病的反射—とくにBabinski

著者： 安芸基雄¹

所属機関： ¹虎ノ門病院神経科

ページ範囲：P.216 - P.218

　病的反射を病的な状態ではじめて出現する反射と解すれば，決して単一の反射ではなく，例えば脊髄自動症Spinal automatismに含まれる多くの反射をも挙げねばならない。しかしここには臨床的に最も重要ないわゆるBabinski反射について主に臨床に関連した問題を述べる。