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文献詳細

雑誌文献

medicina1巻2号

1964年05月発行

文献概要

治療のポイント

心筋硬塞症患者のリハビリテーション

著者: 新谷博一1

所属機関: 1昭和医大第一内科

ページ範囲:P.221 - P.223

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 本症の予後はきわめて重篤であると信じられているが,それはとくに発作直後の急性期について言えることで,無事急性期を回復した患者の長期予後については,昔考えられていたほどは悪くない。しかも急性期を回復した患者は,適当な指導を行なえば相当な活動能力を示し得るもので,大部分の患者に有意義な社会的生活を楽しませることが可能である。たとえばMasterらは1年以上生存した500例のうち4/5以上がかなりの活動能力の回復を示し,72%の患者は実際になんらかの仕事に従事しているという。筆者の教室の経験でも,発作後6カ月以上生存したものの成績はおおむね同様である。現段階では多少主観的意見となるが,筆者の経験を中心として要点を述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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