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基礎医学
シアル酸—Sialic Acids
著者: 茂手木皓喜1
所属機関: 1東大中央検査部
ページ範囲:P.285 - P.290
文献購入ページに移動 sialic acidはノイラミン酸(Neuraminic acid)の誘導体でひろく生体内に分布し,特に血液,ムチン,乳汁,脳組織などのmucoproteinや,mucopolysaccharidesの構成因子であり,その生理学的意義が大である。
1936年,Blixは牛の顎下腺のmucoproteinからsialic acidの1種を結晶形でとり出して以来,種々の動物のムチン,さらに血液や組織からいろいろのsialic acidsがとり出され,その生理学的意義が解明されつつある,ここには枚数の都合上,sialic acidの物理化学,分布と精製,測定法,臨床的意義などについて,ごく簡単に紹介する次第である。
1936年,Blixは牛の顎下腺のmucoproteinからsialic acidの1種を結晶形でとり出して以来,種々の動物のムチン,さらに血液や組織からいろいろのsialic acidsがとり出され,その生理学的意義が解明されつつある,ここには枚数の都合上,sialic acidの物理化学,分布と精製,測定法,臨床的意義などについて,ごく簡単に紹介する次第である。
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