icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina1巻2号

1964年05月発行

文献概要

メディチーナジャーナル リハビリテーション

内科領域のリハビリテーション

著者: 片岡喜久雄1

所属機関: 1国立東京第二病院

ページ範囲:P.305 - P.305

文献購入ページに移動
 近年成人病が大きな問題となりその対策の必要が強く叫ばれている。その一環としてRehabilitation(以下Reと略す)には特に大きな関心が持たれるに至った。このReは社会復帰などと訳されているが,未だ統一された訳語はない。むしろReという語をそのまま使用する場合が多いが要するにRehabilitateすることである。
 成人病の中で脳卒中はわが国死亡原因の第1位を占めるようになり,それに伴なって半身不随で生存する患者も急増した。しかし正しいReによって片麻痺患者の85〜90%は歩行可能であるとDacsoが述べているように,現在ではこれらの患者を正しく指導訓練すればその患者に残された機能を最大限に発揮させて再び社会へ復帰させることができるのである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?