文献詳細
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文献概要
Hargravesら(1948)は全身性紅斑性狼瘡(SLE)患者の骨髄穿刺液にLE現象の起こるのを認め,診断的価値があるとしたが,現在ではそのうちのLE細胞を証明することが有意義だとしている。近ごろラテックス結合反応によるLE試験というのができ,名称上まぎらわしいので,本来の検査はLE細胞試験と呼ばれるようになった。この細胞は主として生体外でできるものであるから,これを作るのにいろいろな方法が考案された。一般には、末梢血を使う凝血法が用いられている。
LE細胞が多数証明されれば,SLEと診断してまずまちがいないが,リウマチ様関節炎・肝疾患(肝炎・肝硬変症など)・血栓性血小板減少性紫斑病・ヒドララジン長期投与例などにも少数みられることがある。
LE細胞が多数証明されれば,SLEと診断してまずまちがいないが,リウマチ様関節炎・肝疾患(肝炎・肝硬変症など)・血栓性血小板減少性紫斑病・ヒドララジン長期投与例などにも少数みられることがある。
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