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文献概要
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Insulin Rapitard
著者: 永野允1
所属機関: 1慈大第四内科
ページ範囲:P.357 - P.357
文献購入ページに移動 新しいデポインスリンとしてNOVO社からRapitard-Insulin(lnsulin Rapid+Retard)が出された。このインスリンの特徴はレギュラーインスリンとデポインスリンを混合させてあるという点である。デポインスリンは牛の膵臓よりえたインスリン結晶をpH 7.0のアセテート緩衝液に浮遊させてあり,レギュラーインスリンは豚の膵臓より抽出したものを使用している。溶液中には遊離のZnイオンはなく,レギュラーインスリンはその速効性を十分発揮しうる状態になつている。
レギュラーインスリンとデポインスリンとの比率は1:3で,この両者の組合せによつて速効性と持続性とがえられるわけである。
レギュラーインスリンとデポインスリンとの比率は1:3で,この両者の組合せによつて速効性と持続性とがえられるわけである。
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