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文献詳細

雑誌文献

medicina1巻3号

1964年06月発行

文献概要

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Insulin Rapitard

著者: 永野允1

所属機関: 1慈大第四内科

ページ範囲:P.357 - P.357

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 新しいデポインスリンとしてNOVO社からRapitard-Insulin(lnsulin Rapid+Retard)が出された。このインスリンの特徴はレギュラーインスリンとデポインスリンを混合させてあるという点である。デポインスリンは牛の膵臓よりえたインスリン結晶をpH 7.0のアセテート緩衝液に浮遊させてあり,レギュラーインスリンは豚の膵臓より抽出したものを使用している。溶液中には遊離のZnイオンはなく,レギュラーインスリンはその速効性を十分発揮しうる状態になつている。
 レギュラーインスリンとデポインスリンとの比率は1:3で,この両者の組合せによつて速効性と持続性とがえられるわけである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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