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文献詳細

雑誌文献

medicina1巻3号

1964年06月発行

文献概要

治療のポイント

蛋白同化ステロイド

著者: 熊谷朗1

所属機関: 1阪大内科

ページ範囲:P.381 - P.383

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蛋白同化ステロイド剤の適応はいかなる場合であるか
 急性肺炎やがんの手術後,一応治療の所期の目的が達せられ経過が良好であるにもかかわらず食慾が出ず,回復が思わしくない。どうしても栄養を輸液にたよらねばならず,じり貧でこまる場合がある。また慢性関節リウマチ患者でステロイド療法は具合よくコントロールされており,一見太つて元気そうにみえているが,くわしくみるとこれは異常脂肪沈着であり,手足の筋肉は細く,X線像で,骨のosteoporosisが認められる場合がある。こんな場合も蛋白同化ステロイドの適応症と考える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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