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ファースト・エイド
眠剤中毒
著者: 高橋銑蔵1
所属機関: 1国立浜松病院
ページ範囲:P.396 - P.397
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薬物による中毒,ことに各種眠剤による中毒患者は昔も今もいぜんとして減少の傾向を見せず,むしろ増加を示していることは万人の認めるところである。そして,その大部分が自殺を目的としていることは誠に寒心にたえない。その結果,われわれ医家の治療の対照となることは言をまたない。したがつて,ここに眠剤中毒患者を対照として,その治療について述べ,さらに予後と鑑別診断について一言する。
薬物による中毒,ことに各種眠剤による中毒患者は昔も今もいぜんとして減少の傾向を見せず,むしろ増加を示していることは万人の認めるところである。そして,その大部分が自殺を目的としていることは誠に寒心にたえない。その結果,われわれ医家の治療の対照となることは言をまたない。したがつて,ここに眠剤中毒患者を対照として,その治療について述べ,さらに予後と鑑別診断について一言する。
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