文献詳細
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治療のポイント
消化性潰瘍患者の生活指導
著者: 松永藤雄1
所属機関: 1弘前大内科
ページ範囲:P.540 - P.542
文献購入ページに移動潰瘍の成因頻度に地方差があるか
多くの農村をかかえている地方都市弘前で,消化性潰瘍患者の精神身体医学的調査を行なつた。もちろん私の教室の患者であるから,この患者たちに,「大学病院に来院した患者である」という程度の患者選択が行なわれていることはやむをえない。ことに私の周囲の公立病院に,教室出身者が多数配置されてきた昨今では,その地区の患者の大半はその地区病院で大学病院なみの診療を受けている。ここで私が患者選択の問題にこだわるのは,大都市と地方との患者の潰瘍成因やその頻度に,なにがしかの相違がありはしないかと考えられるからである。
多くの農村をかかえている地方都市弘前で,消化性潰瘍患者の精神身体医学的調査を行なつた。もちろん私の教室の患者であるから,この患者たちに,「大学病院に来院した患者である」という程度の患者選択が行なわれていることはやむをえない。ことに私の周囲の公立病院に,教室出身者が多数配置されてきた昨今では,その地区の患者の大半はその地区病院で大学病院なみの診療を受けている。ここで私が患者選択の問題にこだわるのは,大都市と地方との患者の潰瘍成因やその頻度に,なにがしかの相違がありはしないかと考えられるからである。
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