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肝内性胆汁うつ滞について
著者: 谷川久一1
所属機関: 1千葉大第1内科
ページ範囲:P.668 - P.672
文献購入ページに移動 肝内性胆汁うつ滞(症) Intrahepatic cholestasisとは,通常用いられている細胆管炎性肝炎に代わる言葉である。これを定義すれば,肝外胆路系に閉塞機転や病変がないにもかかわらず,肝臓内に胆汁がうつ滞し,黄疸を生じさせる病態をいう。クロールプロマジンその他新薬による黄疸,ウイルス肝炎などもこの病態を示すものが多くあり,また肝外閉塞性黄疸とまぎらわしく誤診されやすいなど,最近注目されている。ここにその原因,臨床像,診断,治療について私どもの経験をもとにして述べた。
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