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文献詳細

雑誌文献

medicina1巻5号

1964年08月発行

文献概要

症例

いわゆるVanishing tumor

著者: 山家武雄1

所属機関: 1大阪府立病院

ページ範囲:P.716 - P.719

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 心不全を診る機会は多いが,それにもとづくvanishing tumorを診る機会は,はなはだしく少ないものである。
 心不全のある患者で,胸部X線像の右肺中野に,腫瘍様の陰影が認められた時には,強心剤と利尿剤を用いてみると,vanishing tumorの場合には,その陰影はすみやかに縮少,消失してゆく。しかし,心不全の状態が悪くなつてくると,同じような陰影が,同じ部位に,繰返し現われることがある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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