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文献詳細

雑誌文献

medicina1巻5号

1964年08月発行

症例 誤診されやすいレントゲン写真

がん(進行がん)と誤診した症例

著者: 白壁彦夫1 熊倉賢二1

所属機関: 1千葉大内科

ページ範囲:P.720 - P.723

文献概要

 X線診断が成立するためには,1)肉眼的所見がよくX線的に現わせること。2)肉眼的所見から組織所見がわかること。この2条件が満足されることが必要である。進行がんでは,通常,この2条件が満足されるので,進行がんはX線診断できると考えられている。
 ところが今回取り⊥げた2症例は,肉眼的所見はX線的によく現わせたのに,肉眼的所見が進行がんとよく似ていたので,誤診した例外的な症例である。つまり,誤診するのが当然な症例である。まれに,このような症例があるから,いちおう知っておく必要があると思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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