文献詳細
アウトサイダーの窓
文献概要
◆薬偏重の日本の医療
「医用薬品」として,各医療機関が毎年消費する年間の総薬剤量が,全生産量(昭38年3,250億円)の約半分に達していることは,最近の厚生省統計などが,これを実証している。そして,その消費量が,年々増加の傾向を辿つていることもまた事実である。
ところが,これらの総薬剤費が,国民総医療費の中で,一体どんな位置におかれているか,また,患者としての全国民と,どんな関連性を持つか,などという点については,いままであまり検討されなかつた。そこで,ここではこの問題を分析してみることにする。
「医用薬品」として,各医療機関が毎年消費する年間の総薬剤量が,全生産量(昭38年3,250億円)の約半分に達していることは,最近の厚生省統計などが,これを実証している。そして,その消費量が,年々増加の傾向を辿つていることもまた事実である。
ところが,これらの総薬剤費が,国民総医療費の中で,一体どんな位置におかれているか,また,患者としての全国民と,どんな関連性を持つか,などという点については,いままであまり検討されなかつた。そこで,ここではこの問題を分析してみることにする。
掲載誌情報