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心音図の臨床
著者: 吉村正蔵1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学内科
ページ範囲:P.817 - P.819
文献購入ページに移動 日常,循環器疾患の診療に用いられる検査は,おもに心電図,心音図,胸部X線像などであるが,この三者はそれぞれ,その目的により使い分ける必要がある。たとえば心電図は,心筋傷害の有無,程度,また不整脈の分析には有力であるが,心臓弁膜症,先天性奇型の診断には有効ではない。
心音図法は初め聴診法の欠点をおぎなうために,その客観化を目的として発展してきた。最近電子工学の進歩により,その目的を満たすに十分な心音計が製作可能となり,臨床医家に広く用いられている。
心音図法は初め聴診法の欠点をおぎなうために,その客観化を目的として発展してきた。最近電子工学の進歩により,その目的を満たすに十分な心音計が製作可能となり,臨床医家に広く用いられている。
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