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膠原病の概念
著者: 西山茂夫1
所属機関: 1東大皮膚科
ページ範囲:P.830 - P.830
文献購入ページに移動 膠原病の概念は,はじめ1942年Klempererにより,共通の形態学的特徴および結合織細胞間物質の系統的な変化を理由として,提案されたものである。
Klempererらは1941年に,全身性紅斑性狼瘡のフィブリノイドの組織変化に注目し,膠原線維の有機物質の物理化学的変化という意味で,このフィブリノイドの線維変性を同疾患の根本的病理現象と考えて,紅斑性狼瘡を,"collagen disease"と命名した。そのさいに線維の変化が,基質の変化よりもいつそう重要であるとしている。
Klempererらは1941年に,全身性紅斑性狼瘡のフィブリノイドの組織変化に注目し,膠原線維の有機物質の物理化学的変化という意味で,このフィブリノイドの線維変性を同疾患の根本的病理現象と考えて,紅斑性狼瘡を,"collagen disease"と命名した。そのさいに線維の変化が,基質の変化よりもいつそう重要であるとしている。
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