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文献詳細

雑誌文献

medicina1巻6号

1964年09月発行

文献概要

話題

膠原病の概念

著者: 西山茂夫1

所属機関: 1東大皮膚科

ページ範囲:P.830 - P.830

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 膠原病の概念は,はじめ1942年Klempererにより,共通の形態学的特徴および結合織細胞間物質の系統的な変化を理由として,提案されたものである。
 Klempererらは1941年に,全身性紅斑性狼瘡のフィブリノイドの組織変化に注目し,膠原線維の有機物質の物理化学的変化という意味で,このフィブリノイドの線維変性を同疾患の根本的病理現象と考えて,紅斑性狼瘡を,"collagen disease"と命名した。そのさいに線維の変化が,基質の変化よりもいつそう重要であるとしている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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