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文献詳細

雑誌文献

medicina1巻6号

1964年09月発行

文献概要

診断のポイント

オステオポロージス

著者: 森永寛1

所属機関: 1岡山大温泉研究所

ページ範囲:P.856 - P.858

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副腎皮質ホルモンの功罪
 副腎皮質ホルモン剤の臨床への導入によつて,従来これといつた決め手の見当らなかつたいろいろの疾病が一大恩恵を受け治癒するようになつたし,今後もますます臨床目的に応じたステロイドの開発が行なわれるであろうが,他方その使用によつては思いがけぬ各種の副作用の生じうることが認められ,重視すべき副作用として,感染症の合併や消化管潰瘍・精神障害などとともに,オステオポロージスもあげられていることは周知のところであろう。内科領域においてステロイド剤が広く用いられつつある現在,「medicina」でオステオポロージスをとりあげられた理由の一つはここにあると考える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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