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文献詳細

雑誌文献

medicina1巻6号

1964年09月発行

文献概要

治療のポイント

慢性肺性心

著者: 城鉄男1

所属機関: 1国立療養所貝塚千石荘

ページ範囲:P.865 - P.867

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慢性肺性心の定義と分類
 肺性心の治療について述べる前に紹介しておきたいのはCirculation 27:594(1963)に掲載された慢性肺性心についてのWHO専門委員会による報告である。慢性肺性心とは「肺の機能および,あるいは構造を障害する疾患により惹起される右室肥大であつて,この場合の変化が一次的に左心側に障害をおよぼす疾患および先天性心疾患によるものをのぞく」と定義し,原因疾患にしたがつて(1)気道および肺胞に原発する疾患,(2)胸廓の運動を原発的に障害する疾患,(この両群は呼吸機能と肺循環障害が共存する),(3)肺脈管を一次的におかす疾患(肺循環障害が専攻するもの)の3群に大分類し,各群についてさらにくわしく小分類して各種疾患をあげている.ぜひ一読をおすすめしたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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