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治療のポイント
慢性肺性心
著者: 城鉄男1
所属機関: 1国立療養所貝塚千石荘
ページ範囲:P.865 - P.867
文献購入ページに移動慢性肺性心の定義と分類
肺性心の治療について述べる前に紹介しておきたいのはCirculation 27:594(1963)に掲載された慢性肺性心についてのWHO専門委員会による報告である。慢性肺性心とは「肺の機能および,あるいは構造を障害する疾患により惹起される右室肥大であつて,この場合の変化が一次的に左心側に障害をおよぼす疾患および先天性心疾患によるものをのぞく」と定義し,原因疾患にしたがつて(1)気道および肺胞に原発する疾患,(2)胸廓の運動を原発的に障害する疾患,(この両群は呼吸機能と肺循環障害が共存する),(3)肺脈管を一次的におかす疾患(肺循環障害が専攻するもの)の3群に大分類し,各群についてさらにくわしく小分類して各種疾患をあげている.ぜひ一読をおすすめしたい。
肺性心の治療について述べる前に紹介しておきたいのはCirculation 27:594(1963)に掲載された慢性肺性心についてのWHO専門委員会による報告である。慢性肺性心とは「肺の機能および,あるいは構造を障害する疾患により惹起される右室肥大であつて,この場合の変化が一次的に左心側に障害をおよぼす疾患および先天性心疾患によるものをのぞく」と定義し,原因疾患にしたがつて(1)気道および肺胞に原発する疾患,(2)胸廓の運動を原発的に障害する疾患,(この両群は呼吸機能と肺循環障害が共存する),(3)肺脈管を一次的におかす疾患(肺循環障害が専攻するもの)の3群に大分類し,各群についてさらにくわしく小分類して各種疾患をあげている.ぜひ一読をおすすめしたい。
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