文献詳細
文献概要
症例 誤診されやすいレントゲン写真
幽門がんとの鑑別診断
著者: 白壁彦夫1 熊倉賢二1
所属機関: 1千葉大内科
ページ範囲:P.880 - P.883
文献購入ページに移動 よい腹臥位充盈像(a)を見れば,ートニ指腸上部に陰影欠損があり,Duodenalfensterが開いているが,胃には著変がないことがすぐわかる。しかし,このよ5な症例でも,よいX線像をとらないと,問題が起きてくる。
充盈の不十分な立位充盈像〔b)を見ると幽門部の大簿側に陰影欠損があるように見える。その部を圧迫してみると(c),陰影欠損はますます著明になつてくる。そこで,幽門がんと速断しそうである。
充盈の不十分な立位充盈像〔b)を見ると幽門部の大簿側に陰影欠損があるように見える。その部を圧迫してみると(c),陰影欠損はますます著明になつてくる。そこで,幽門がんと速断しそうである。
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