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外国の雑誌から
著者: 森皎祐1
所属機関: 1慶大内科
ページ範囲:P.929 - P.929
文献購入ページに移動日本に高血圧症の多いことは,世界によく知られている事実で,日本人の塩分摂取が多いことがその要因とみなされて来た。最近Albert Einstein大学のDr. S. Switzerは日本において,高血圧の調査を行ない,米国の場合と比較して,次のような報告を出している。
日本の高血圧は,米国に比して,冠動脈性心疾患を起こすことが非常に少なく,その合併率は米国の1/6に過ぎない。もちろん,心電図上では左室肥大を示すことが多いのであるが,いわゆるIschemiaの所見はほとんど伴つてていない。
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