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文献詳細

雑誌文献

medicina1巻7号

1964年10月発行

今月の主題

いわゆる非特異性脳脊髄炎

著者: 祖父江逸郎1

所属機関: 1名古屋大内科

ページ範囲:P.1006 - P.1009

文献概要

 いわゆる非特異性脳脊髄炎は特異的な原因が明らかにされない脳脊髄炎の一群を意味するもので,かなり広範な疾患がそのなかに含まれるものと理解される。臨床形態や病理像もさまざまなものが見られたがいに移行が考えられる。なかには比較的特異な臨床病理像を示すものがあるが,成因については不明で非特異性脳脊髄炎の範時にはいるものもかなりある。最近注目されている腹部症状ことに下痢に続発する神経障害の一群については成因,臨床病理知見にもとづきその位置づけが検討されつつあるが,現段階ではいわゆる非特異性脳脊髄炎の一つとして取り扱われるべきであろう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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