icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina1巻7号

1964年10月発行

診断のポイント

刺激結腸

著者: 山形敞一1

所属機関: 1東北大学内科

ページ範囲:P.1017 - P.1018

文献概要

 不定の腹部症状や便通異常を訴えているにもかかわらず,明らかな器質的変化や先天異常を認めない場合のあることが,Howship(1830),Wilson(1922),Ryle(1928)らによりしだいに明らかにされ,ことにJordan & Kiefer(1929)以来Irritable colonと称されるにいたつた。本症はその症状に応じてSpastic colon,Unstable colon,Colonic neurosis,Functional colitis,Mucous colitisなどとも称せられ,わが国でも交替性便通異常症,大腸ジスキネジーなどといわれているが,近ごろでは刺激結腸または過敏性大腸という名称が多く用いられている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら