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文献詳細

雑誌文献

medicina1巻7号

1964年10月発行

海外ニュース

ブラジルにおける遺伝生物学的問題,他

ページ範囲:P.1063 - P.1063

文献概要

 ブラジル,パラナ大学遺伝研究所のF. A. Marcallo氏と共同研究者たちは南ブラジル地方の血族結婚が死亡率,疾病罹患率に及ぼす影響について研究している。彼らによると,死亡率,全疾患罹患率とも血族結婚の子孫の方が,しからざる夫婦の子孫より著明に高い。
 遺伝的負荷は,胎生期に最も大きいと考えられる。不妊症や,未熟児の頻度には有意の差がなかつた。 この調査のため,Marcallo氏らは血族結婚の63家系の人々と面接し,役場や教会の力も借りて,家系図を作つているが,血族結婚の大部分は従兄妹同志であるという。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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