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今月の主題
<話合い>慢性肝炎—その概念と診断・治療の実際
著者: 高橋忠雄1 三辺謙2 菅邦夫3
所属機関: 1慈恵大内科 2慶大内科 3菅内科診療所
ページ範囲:P.1156 - P.1162
文献購入ページに移動司会(菅) 慢性肝炎というのは,臨床から使いはじめた言葉だと思うのですが,その内容については,未だ十分固まつてないように思うのです。まず慢性肝炎というものを,一体どんなふうに考えたらいいか,定義とか内容とかいうことですね。高橋先生からひとつ。
高橋 私は少し偏つた考えをもつてるように自覚しているのです。というのは,慢性肝炎という病名は私自身もよく使いますが,急性肝炎に近いものではなくて,むしろ肝硬変症に接近しているような場合ですね。ちよつと一般の方の使い方と違うのでないか,と思います。
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