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文献詳細

雑誌文献

medicina1巻8号

1964年11月発行

文献概要

今月の主題

<話合い>慢性肝炎—その概念と診断・治療の実際

著者: 高橋忠雄1 三辺謙2 菅邦夫3

所属機関: 1慈恵大内科 2慶大内科 3菅内科診療所

ページ範囲:P.1156 - P.1162

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「慢性肝炎」とはなにか
 司会(菅) 慢性肝炎というのは,臨床から使いはじめた言葉だと思うのですが,その内容については,未だ十分固まつてないように思うのです。まず慢性肝炎というものを,一体どんなふうに考えたらいいか,定義とか内容とかいうことですね。高橋先生からひとつ。
 高橋 私は少し偏つた考えをもつてるように自覚しているのです。というのは,慢性肝炎という病名は私自身もよく使いますが,急性肝炎に近いものではなくて,むしろ肝硬変症に接近しているような場合ですね。ちよつと一般の方の使い方と違うのでないか,と思います。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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