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文献概要
症例 異常脳波の症例
非対称性異常脳波と臨床
著者: 安芸基雄1 江部充2
所属機関: 1虎の門病院神経科 2虎の門病院臨床検査科
ページ範囲:P.1204 - P.1207
文献購入ページに移動脳波をとるまでの主要臨床症状
1960年11月27日午後3時,庭に出る途中急に呻き声を発して倒れる。救急車にて入院。途中嘔吐2回。入院時意識は譫妄状。血圧168〜90耗水銀柱。眼球偏倚なく瞳孔正常。右下肢にわずかに筋力低下疑われるも,四肢は自由に動かし,深部反射も正常で左右差はない。Babinski反射両側陽性。痛覚にもよく反応する。髄液は圧は590耗水柱にて血性。
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