文献詳細
文献概要
診断のポイント
前脊髄動脈症候群
著者: 亀山正邦12
所属機関: 1浴風会 2東大中尾内科
ページ範囲:P.1338 - P.1340
文献購入ページに移動定型的な3つの症状
前脊髄動脈領域の硬塞ないし循環障害によつて起こる症候群で,その障害部位は横断面では主として脊髄の前2/3に存する。脊髄の血管性障害のなかで,症候群として記載され,知られているほとんど唯一のものである。障害される脊髄レベルによつて症状に差異はあるが,その定型的な症状は,つぎの3つに要約される。
1.急激に起こる下肢の対麻痺または四肢麻痺。
前脊髄動脈領域の硬塞ないし循環障害によつて起こる症候群で,その障害部位は横断面では主として脊髄の前2/3に存する。脊髄の血管性障害のなかで,症候群として記載され,知られているほとんど唯一のものである。障害される脊髄レベルによつて症状に差異はあるが,その定型的な症状は,つぎの3つに要約される。
1.急激に起こる下肢の対麻痺または四肢麻痺。
掲載誌情報