文献詳細
文献概要
治療のポイント
副腎皮質ステロイドの現状と使い分け
著者: 真下啓明1
所属機関: 1北大第二内科
ページ範囲:P.1346 - P.1348
文献購入ページに移動はじめに
副腎皮質ステロイド(Corticosteroid)のもつ生理的な作用が,糖質代謝に関係のあるGlucocorticoidとNa蓄溜,K排泄促進作用を中心にしたMineralcorticoidに大別されることはよく知られている。前者はCortisone,Cortisol,Prednisoloneなどで代表され,後者の代表はAldosteroneである。この後者の問題は省略するが,抗炎症性をもつ合成ステロイドの数々を臨床上使い分けができるかどうかが一つの問題である。また副作用の点からはpharmacological dosisの投与ではいずれもある程度不可避的な問題と考えられているが,どのような工夫が行なわれているかということも一つの問題である。
副腎皮質ステロイド(Corticosteroid)のもつ生理的な作用が,糖質代謝に関係のあるGlucocorticoidとNa蓄溜,K排泄促進作用を中心にしたMineralcorticoidに大別されることはよく知られている。前者はCortisone,Cortisol,Prednisoloneなどで代表され,後者の代表はAldosteroneである。この後者の問題は省略するが,抗炎症性をもつ合成ステロイドの数々を臨床上使い分けができるかどうかが一つの問題である。また副作用の点からはpharmacological dosisの投与ではいずれもある程度不可避的な問題と考えられているが,どのような工夫が行なわれているかということも一つの問題である。
掲載誌情報