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英国の牛乳中の放射能,他
著者: 森皎祐1
所属機関: 1慶大内科
ページ範囲:P.1374 - P.1374
文献購入ページに移動 英国農業研究会に属する放射能研究所が,1963年度の同国の牛乳中のストロンチウム90(Sr90)とセシウム137(Cs137)の量について中間報告を行なつた。1962年度の大量の核兵器実験の後,牛乳中のSr90量は1963年春から夏にかけ,急上昇を示した。1963年12カ月中,英国全土の牛乳中Sr90とカルシウムの比は平均26 Picocuries(pC)/gm.で,1962年度の約2倍であつた。
さらに降雨量や飼料の関係で,とくにSr90による汚染が濃厚と思われる32地区についての値は,50〜210pC/gm.に達していた。Cs137についても同様の増加傾向が見られた。
さらに降雨量や飼料の関係で,とくにSr90による汚染が濃厚と思われる32地区についての値は,50〜210pC/gm.に達していた。Cs137についても同様の増加傾向が見られた。
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