icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina10巻1号

1973年01月発行

今月の主題 新鮮脳卒中

診断

脳卒中発作時の神経のみかた

著者: 荒木淑郎1

所属機関: 1川崎医大内科

ページ範囲:P.28 - P.29

文献概要

脳卒中かどうか
 脳卒中の発症時には,まずそれが脳卒中であるのか,あるいは脳卒中類似の症状を示す他の疾患,たとえば脳腫瘍あるいは硬膜下血腫であるのか,この鑑別が大切である.これに対しては病歴が最も参考となるが,さらに後記する如く神経学的検査と脳血管撮影が重要である.
 脳卒中とは「脳の急激な循環障害によって意識障害または何らかの局所的神経症状を呈するもの」と定義されており,多くは発作という形で急激に発症する.したがって,一般に中年以後,急に意識障害と局所性の神経症状が発症した場合はまず脳卒中を第一に考えてしかるべきであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら