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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻1号

1973年01月発行

文献概要

今月の主題 新鮮脳卒中 診断

一過性脳虚血発作の臨床上の問題点

著者: 塚越広1

所属機関: 1東大脳研神経内科

ページ範囲:P.39 - P.41

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 脳血管障害は,その発作頻度と死亡率が高く,後遺症が重症であることから,医師のみならず一般の人の重大な関心を集めている.一過性脳虚血発作は血管発作としては軽症であるが,その後の脳硬塞発作を予告するものとして注目をあびてきた.本発作は脳血管発作として新らしくとりあげられてから未だ日が浅く,なお不明な点が少なくない.今回は本発作の診断上の問題点をさぐると共に,その頻度,予後などについても若干ふれてみたい.
 一過性脳虚血発作の中には,広義には全身的な血圧低下に伴う失神発作や片頭痛も含まれるが,ここではこれらは問題とせず,局所性一過性脳虚血発作のみをとり上げることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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