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今月の主題 新鮮脳卒中 検査
新鮮脳卒中の検査のすすめ方—特に意識障害例について
著者: 澤田徹1
所属機関: 1北里大内科
ページ範囲:P.46 - P.47
文献購入ページに移動 脳卒中新鮮例のうち,その取り扱いが緊急を要するのは意識障害例である.従来絶望視されていた大出血例でも最近では外科的に救命することが可能となりつつある.したがってかかる患者をより積極的に治療するためには,手際よく検査をすすめ,時を移さず然るべき処置を講ずることが必要である.このさい重視すべきポイントは,①まず出血か硬塞かを知る,②生命の予後とくに脳浮腫と脳嵌頓の進行を的確に判定する,③治療の方向とくに外科的治療の可否を早急に決める,④重篤な合併症の有無を知る,の4点と考える.これらの点を中心に意識障害をともなう脳卒中患者の検査手順をまとめると次のごとくであろう.
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