文献詳細
今月の主題 新鮮脳卒中
治療
文献概要
脳卒中といっても,いろいろな種類があり,また重症度についてもピンからキリまである.短時間で死亡する重篤なものから,わずかに言語障害あるいは半身が重くなった程度の軽症のものまである.また初診時は軽い中気だぐらいに思われたものが,段階的に悪化する脳血栓であったり,風邪で頭がいたいのだろうくらいに,すまされていたものが,実は,くも膜下出血で,翌日は昏睡状態に陥るという症例は,しばしば見うけられる.したがって,往診時の処置も,手馴れたClinicalimpressionを下し,脳卒中の種類,軽重により,適応した手段を講じなければならない.
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