icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina10巻1号

1973年01月発行

文献概要

Cyclopedia Medicina

静注用γグロブリン製剤

著者: 高橋隆一1

所属機関: 1都済生会中央病院内科

ページ範囲:P.135 - P.136

文献購入ページに移動
 無γグロブリン血症の治療,ビールス性疾患の予防などにγグロブリン製剤の有効なことが知られており,従来筋注用製剤が常用されている.しかし,筋注では大量投与が困難であり,血中への移行が少なくかつ遅延するため十分の効果が得られず,静注用製剤の出現が望まれていた.
 従来の筋注用製剤を静注すると発熱,循環器症状などの副作用が高頻度に認められ,その原因は,γグロブリンの抗補体作用にあることが明らかになった.抗体価を低下させずに抗補体作用のない製剤をつくるために多くの研究が重ねられ,現在

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?