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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻12号

1973年11月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい治療のポイント I 循環器・高血圧 4.虚血性心臓病の治療

心筋硬塞と社会復帰

著者: 日野原重明1

所属機関: 1聖路加国際病院・内科

ページ範囲:P.1552 - P.1554

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急性期の安静度と運動の開始
 心筋硬塞というと,発病後1月も2月も安静をとらせたままというのが,長い間の日本における内科医のやり方であった.これは今日の心臓病学からいって誤りである.
 本症の急性期の安静と運動を考えるには,まず本症の急性期の死亡状況をしらなければならない.筆者の例では,発病6時間以内に入院した患者で死亡したものの90.7%は2週間以内に死亡している.この2週間内は特に厳重に監視すべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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