文献詳細
特集 これだけは知っておきたい治療のポイント
I 循環器・高血圧 5.弁膜症をとり扱うときの問題点
文献概要
リウマチ性心臓病の予防
リウマチ熱の後遺症,あるいは欠損治癒した形であるリウマチ性弁膜症は後天性弁膜症の中では最も多いものである.本症において,とくに注目されるべきことは,本症は「予防しうる疾患である」という点である.
一般にある疾患の予防というばあい,その方法は一次予防と二次予防に分けられる.リウマチ性心臓病の一次予防法,すなわちリウマチ熱発症防止のためには,溶連菌感染の早期診断とそれに対する十分な治療,溶連菌ワクチンの開発および社会経済的要因の改善などがあげられる.
リウマチ熱の後遺症,あるいは欠損治癒した形であるリウマチ性弁膜症は後天性弁膜症の中では最も多いものである.本症において,とくに注目されるべきことは,本症は「予防しうる疾患である」という点である.
一般にある疾患の予防というばあい,その方法は一次予防と二次予防に分けられる.リウマチ性心臓病の一次予防法,すなわちリウマチ熱発症防止のためには,溶連菌感染の早期診断とそれに対する十分な治療,溶連菌ワクチンの開発および社会経済的要因の改善などがあげられる.
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