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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻12号

1973年11月発行

特集 これだけは知っておきたい治療のポイント

I 循環器・高血圧 5.弁膜症をとり扱うときの問題点

リウマチ熱から心臓を守るには

著者: 大国真彦1

所属機関: 1日大・小児科

ページ範囲:P.1560 - P.1561

文献概要

リウマチ性心臓病の予防
 リウマチ熱の後遺症,あるいは欠損治癒した形であるリウマチ性弁膜症は後天性弁膜症の中では最も多いものである.本症において,とくに注目されるべきことは,本症は「予防しうる疾患である」という点である.
 一般にある疾患の予防というばあい,その方法は一次予防と二次予防に分けられる.リウマチ性心臓病の一次予防法,すなわちリウマチ熱発症防止のためには,溶連菌感染の早期診断とそれに対する十分な治療,溶連菌ワクチンの開発および社会経済的要因の改善などがあげられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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