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特集 これだけは知っておきたい治療のポイント I 循環器・高血圧 6.主として右心不全の原因となる心臓病の治療
心嚢液貯留とその対策
著者: 中山龍1
所属機関: 1国立がんセンター病院・内科
ページ範囲:P.1568 - P.1569
文献購入ページに移動 心嚢液貯留とは,どの程度以上についていうのか明らかにされていない.現在一般に駆使されている診断方法で,どの程度以上の心嚢液貯留があれば,これを認めることが出来るかという問いには,ある程度答えることが可能であるが,これもそれ程たしかではない.というのは,心嚢液が異常に貯留しているか否かを診断することが時に大変困難な場合があるからである.しかし,このような例外的な場合を除き,ごく一般的な診断方法について考え直しておく必要がある.
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