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特集 これだけは知っておきたい治療のポイント
I 循環器・高血圧 8.日常生活の指導が重要な心臓病
文献概要
動脈硬化は,10歳代より始まり,次第に年齢増加に伴って,その程度と範囲を増し,多くは40歳代に至って,脳,心,腎,末梢などにおいて,脳卒中,冠硬化,大動脈瘤,腎硬化,末梢動脈閉塞などの臨床症状を呈してくる.つまり,20〜30年にわたる無症状の時期に,動脈硬化に対する予防的処置をとり,臨床症状を示すことを防ぐことが重要である.以下,この点に注目して,具体的な予防手段についてふれてみたい.
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