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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻12号

1973年11月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい治療のポイント II 呼吸器 3.喘息治療の問題点

妊娠と喘息—治療のポイント

著者: 伊藤和彦1

所属機関: 1名大・第1内科

ページ範囲:P.1616 - P.1617

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 一般的に気管支喘息の発生は,本邦においてはO.8〜1.4%,アメリカでは枯草熱を含めて2.6%1)前後といわれている.妊娠時の合併症としての喘息の頻度はあまり高いものではない.DerbesおよびSodemann2)らによると妊娠婦人が喘息で悩まされる率は0.4%であり,またKing Countory Hospital(Brooklyn)での出産14,800のうち,喘息の合併症を有する婦人は104名で0.7%であると報告している.
 気管支喘息の治療は最近の進歩により,気管支喘息患者の妊娠,分娩は充分管理しうるようになってきている.ここでは気管支喘息の妊娠に与える影響,妊娠,分娩の気管支喘息に与える影響およば妊娠分娩時の気管支喘息発作治療についてふれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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