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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻12号

1973年11月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい治療のポイント II 呼吸器 4.気管支拡張症治療の要点

気管支拡張症の治療のポイント

著者: 三上理一郎1

所属機関: 1東大・第3内科

ページ範囲:P.1618 - P.1619

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 気管支拡張症は,通常特発性と続発性にわけられる.続発性は,肺結核,肺化膿症,肺癌,慢性気管支炎,びまん性汎細気管支炎などによって二次的に発生するもので,気管支造影上,円柱状,紡錘状のものが多い.
 特発性気管支拡張症の典型例の病歴をたどると,乳幼小児期に百日咳か麻疹に罹患後気管支肺炎を合併し,その回復に月余の期間を要したことが聴取できる.このように肺の発育過程における肺炎や細気管支炎が,特発性気管支拡張症の原因となっている場合が多い.また,先天的形成異常と考えられるものも含まれる.嚢状の拡張像を呈するものが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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