文献詳細
特集 これだけは知っておきたい治療のポイント
II 呼吸器 4.気管支拡張症治療の要点
文献概要
目的と原理
気道過分泌による粘稠な痰の貯留は,気道を閉塞し,とくに閉塞性肺疾患では,ガス交換へ影響することが多大である.気道内の痰の貯留は,細菌感染をまねきやすく,気道感染が繰り返されると,気管支線毛上皮細胞の破壊など,気道防御機構が障害され,痰の喀出困難が増強する.
体位ドレナージpostural drainageは,各肺葉気管支の解剖学的区分にもとづき,種々の体位をとることにより,重力を利用し,水が低きに流れるように少ないエネルギーで効率よく痰の喀出を促す方法である.
気道過分泌による粘稠な痰の貯留は,気道を閉塞し,とくに閉塞性肺疾患では,ガス交換へ影響することが多大である.気道内の痰の貯留は,細菌感染をまねきやすく,気道感染が繰り返されると,気管支線毛上皮細胞の破壊など,気道防御機構が障害され,痰の喀出困難が増強する.
体位ドレナージpostural drainageは,各肺葉気管支の解剖学的区分にもとづき,種々の体位をとることにより,重力を利用し,水が低きに流れるように少ないエネルギーで効率よく痰の喀出を促す方法である.
掲載誌情報