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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻12号

1973年11月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい治療のポイント II 呼吸器 4.気管支拡張症治療の要点

体位ドレナージの適応とポイント

著者: 谷本普一1

所属機関: 1虎の門病院呼吸器科

ページ範囲:P.1622 - P.1623

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目的と原理
 気道過分泌による粘稠な痰の貯留は,気道を閉塞し,とくに閉塞性肺疾患では,ガス交換へ影響することが多大である.気道内の痰の貯留は,細菌感染をまねきやすく,気道感染が繰り返されると,気管支線毛上皮細胞の破壊など,気道防御機構が障害され,痰の喀出困難が増強する.
 体位ドレナージpostural drainageは,各肺葉気管支の解剖学的区分にもとづき,種々の体位をとることにより,重力を利用し,水が低きに流れるように少ないエネルギーで効率よく痰の喀出を促す方法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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