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特集 これだけは知っておきたい治療のポイント
II 呼吸器 8.今日の呼吸器感染症の治療
文献概要
慢性気管支炎の治療方針を決めるにあたって,まず大切なことは慢性気管支炎かどうかを診断することと,とういうタイプのものか,そして臨床上軽症か重症かを診断することである.
慢性気管支炎の診断は,現在,"肺,気管支,上気道の限局性病巣によらないで起こる痰を伴った慢性・持続性の咳のある疾患で,慢性とは,2冬連続的に少なくとも3カ月間ほとんど毎日病状のあるものをいう"という診断基準によるもので,痰および咳という臨床症状によって診断することと,それらの症状が,肺,気管支,上気道の限局性病変によらないものであるということを確かめるために,除外診断を十分に行なうということである.それから,慢性気管支炎,慢性肺気腫,気管支喘息は,慢性閉塞性肺疾患に包含されており,お互いに合併する頻度が高いので,単なる慢性気管支炎だけか,肺気腫や喘息に合併した慢性気管支炎かを診断することも必要である.
慢性気管支炎の診断は,現在,"肺,気管支,上気道の限局性病巣によらないで起こる痰を伴った慢性・持続性の咳のある疾患で,慢性とは,2冬連続的に少なくとも3カ月間ほとんど毎日病状のあるものをいう"という診断基準によるもので,痰および咳という臨床症状によって診断することと,それらの症状が,肺,気管支,上気道の限局性病変によらないものであるということを確かめるために,除外診断を十分に行なうということである.それから,慢性気管支炎,慢性肺気腫,気管支喘息は,慢性閉塞性肺疾患に包含されており,お互いに合併する頻度が高いので,単なる慢性気管支炎だけか,肺気腫や喘息に合併した慢性気管支炎かを診断することも必要である.
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