文献詳細
文献概要
特集 これだけは知っておきたい治療のポイント III 消化管 4.腸の機能障害とその対策
過敏性大腸症候群の治療のポイント
著者: 井上幹夫1
所属機関: 1福岡大内科
ページ範囲:P.1676 - P.1677
文献購入ページに移動病態と治療方針
過敏性大腸症候群の病態は腸管の運動および分泌の失調,なかんずくその亢進状態であり,同時に全身の自律神経失調状態を伴っていることが多い.発生要因としては食事性因子や種々の身体的因子(過労,体の冷えなど)とともに,精神的因子が重要な役割を果たしていることが少なくない.
したがって,本症の治療方針としては,これら発生要因の除去ないしは軽減と,亢進した腸管機能の正常化が中心となり,治療法としては精神療法,生活指導,食事療法および薬物療法がある.
過敏性大腸症候群の病態は腸管の運動および分泌の失調,なかんずくその亢進状態であり,同時に全身の自律神経失調状態を伴っていることが多い.発生要因としては食事性因子や種々の身体的因子(過労,体の冷えなど)とともに,精神的因子が重要な役割を果たしていることが少なくない.
したがって,本症の治療方針としては,これら発生要因の除去ないしは軽減と,亢進した腸管機能の正常化が中心となり,治療法としては精神療法,生活指導,食事療法および薬物療法がある.
掲載誌情報