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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻12号

1973年11月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい治療のポイント III 消化管 4.腸の機能障害とその対策

過敏性大腸症候群の治療のポイント

著者: 井上幹夫1

所属機関: 1福岡大内科

ページ範囲:P.1676 - P.1677

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病態と治療方針
 過敏性大腸症候群の病態は腸管の運動および分泌の失調,なかんずくその亢進状態であり,同時に全身の自律神経失調状態を伴っていることが多い.発生要因としては食事性因子や種々の身体的因子(過労,体の冷えなど)とともに,精神的因子が重要な役割を果たしていることが少なくない.
 したがって,本症の治療方針としては,これら発生要因の除去ないしは軽減と,亢進した腸管機能の正常化が中心となり,治療法としては精神療法,生活指導,食事療法および薬物療法がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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