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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻12号

1973年11月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい治療のポイント III 消化管 5.潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎の内科治療

著者: 吉田豊1

所属機関: 1弘前大松永内科

ページ範囲:P.1678 - P.1679

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 ある病気を適切に治療するためには,その病気の病因と発生病理に精通することが要求される.ところが潰瘍性大腸炎は病因も発生病理も不明な疾患であり,病状も多彩であるだけに治療がむずかしい.現段階では本症の内科治療は完全治癒が期待できないままに完全緩解を目標とする.しかし,病態が十分にコントロールされた緩解状態下では患者の社会復帰も可能であり,重大な合併症のない限り本症は内科治療が原則である.
 治療の基本方針をつくっている臨床上の理論は以下に要約され,内科治療を行なう場合,これを忘れてはならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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