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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻12号

1973年11月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい治療のポイント III 消化管 6.消化管出血

消化管出血の救急治療

著者: 河野実1

所属機関: 1国立東京第一病院消化器科

ページ範囲:P.1683 - P.1685

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 消化管大出血は多くの場合,吐血または下血に引き続いて貧血および失血による急性循環不全症状を呈するから通常診断は容易である.かかる患者に接した時にいかなる処置をとるか.ショック状態に陥ってる時はとりあえずの緊急処置を要するが,すぐ輸血を要するかどうかの重症度の判断,現在はそれほど重症でなくても出血が進行性であるか,再発の可能性が大であるかの判断,治療に直結する出血部位の診断,出血を促進するような基礎疾患の有無の検討,以上のことが治療方針の根底となるであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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