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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻12号

1973年11月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい治療のポイント IV 肝・胆・膵 2.肝硬変とその周辺

肝性昏睡の治療方針

著者: 三辺謙1

所属機関: 1慶大内科

ページ範囲:P.1704 - P.1705

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 肝性昏睡の発生機序がまだ完全に解明されていない現在,治療法として確立されたものはない.単一な因子で起こるのでもなく,症状としても同じではないからでもある.少なくとも,急性肝不全に生じる肝性昏睡と,慢性肝疾患に生じる肝性脳症とにわけて,治療方針をたてるのが実際的である.後者の治療方針は前者にも用いられるが,それで予後良好となる程有効ではない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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