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特集 これだけは知っておきたい治療のポイント IV 肝・胆・膵 2.肝硬変とその周辺
肝性昏睡の治療方針
著者: 三辺謙1
所属機関: 1慶大内科
ページ範囲:P.1704 - P.1705
文献購入ページに移動 肝性昏睡の発生機序がまだ完全に解明されていない現在,治療法として確立されたものはない.単一な因子で起こるのでもなく,症状としても同じではないからでもある.少なくとも,急性肝不全に生じる肝性昏睡と,慢性肝疾患に生じる肝性脳症とにわけて,治療方針をたてるのが実際的である.後者の治療方針は前者にも用いられるが,それで予後良好となる程有効ではない.
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