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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻12号

1973年11月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい治療のポイント IV 肝・胆・膵 6.肝癌

原発性肝癌の手術治療

著者: 菅原克彦1 河野信博1

所属機関: 1東大第1外科

ページ範囲:P.1718 - P.1719

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 原発性肝癌はアフリカやアジアの特定地域に発生率が高かったが,ここ数年来汎世界的に増加の傾向にあり,病因の解明,診断法の開発とともに切除による治療成績の向上が望まれている.
 原発性肝癌の治療成績を向上させるためには,病態の早期における発見,安全な手術手技と患者管理および合理的抗癌剤の併用が必要である.現在のところ管腔臓器癌にみられる早期癌は規定しがたく,あえていえば切除可能な肝癌を想定せざるを得ない程,癌治療の面ではまことにさびしい領域である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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