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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻12号

1973年11月発行

特集 これだけは知っておきたい治療のポイント

IV 肝・胆・膵 7.胆道疾患の治療

胆道感染症と化学療法

著者: 真下啓明1

所属機関: 1東大医科研内科

ページ範囲:P.1724 - P.1725

文献概要

 胆嚢疾患がBergmannのいうCholecystopathieと称せられる如く,Cholrcstitis,Dyskinesie,Gallensteinの3者が互いに密接に原因となり,結果となっていることは一般に考えられているところである.胆道感染症と称する場合には胆嚢,胆管の細菌性炎症の存在を意味するのであるが,純粋な型での感染炎症の存在することも確かであり,一部は急性胆嚢炎の形をとるが,大部分は慢性胆嚢炎の形であり,その原因,結果として胆石の存在あるいはジスキネジーの存在があることが多い.したがって,化学療法の目的は炎症の制圧であるから,背景として存在する胆石あるいはジスキネジーによる症状の改善のないことは当然である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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