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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻12号

1973年11月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい治療のポイント V 内分泌 2.バセドウ病治療の要点

抗甲状腺剤の使い方—正しい方法と誤った使い方

著者: 入江實1

所属機関: 1東邦大第1内科

ページ範囲:P.1738 - P.1739

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 甲状腺機能亢進症—バセドウ病—の診断がついた場合,治療の方針としては次の3つの基本的な方法がある.それは,1)いわゆる抗甲状腺剤による治療法,2)手術療法,3)アイソトープ(131I)による治療法である.そのいずれを選ぶかという問題については,それぞれの医師の経験,施設の状況などによって異なるであろうが,もっとも手軽にできるものは抗甲状腺剤による治療である,また手術療法にしてもアイソトープ療法にしても,最初はまず抗甲状腺剤による治療を行なって患者の甲状腺機能を正常化し,その後に,それらの治療法を行なうべきものである.ここでは抗甲状腺剤を用いて永続的な治療効果をあげようとするための抗甲状腺剤療法について述べよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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