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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻12号

1973年11月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい治療のポイント V 内分泌 2.バセドウ病治療の要点

バセドウ病の手術療法—とくにその適応

著者: 伊藤國彦1

所属機関: 1伊藤病院

ページ範囲:P.1740 - P.1741

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 抗甲状腺剤治療,アイソトープ治療の普及により,今日ではバセドウ病が外科医の対象となることは稀である.しかし甲状腺疾患を専門とする外科医は現在でもかなりの症例に手術を施行している.しかし本症に対して外科的治療を最優先させることには問題がある.個々の症例に当面して,これら三者の治療法の特徴を認識した上で治療法をえらぶべきであり,手術の適応はむしろ消極的であるべき時代である.しかし本症の中には,病状や経過からみて手術がもっとも適切な症例は少なくない.以下手術の適応について筆者の見解を述べるが,他の治療法の特徴と比較する必要があるので,手術の問題のみに限定せず他の治療法の適応にも言及することにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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